炉壁を作る場合部屋の壁から3cm以上離隔した空気層を設ける必要があります。
これは炉壁の後ろで暖まった空気を対流させて、部屋の壁が異常に熱くなるのを防ぐためです。
ALC炉壁の強度と安定性を保つため、縦張りではなく横張りがおすすめですが、問題はALC炉壁をどんな方法で壁から3cm離隔して固定するかです。
ALCはかなり重量があるくせにスカスカの構造体ですから、ビス止めなどの従来の方法で固定するのは至難の業です。
先人のサイトを見てもALCをどのようにしてしっかりとビス止めしたか・・がいろいろと紹介されています。
管理人も長ビスによる固定実験をしてみたのですが、少しでも動くとALCに空いたビス穴が次第に拡がってしまい、固定したつもりでも最後にはガタガタ動いてしまいます。

そこで、ALCには穴をあけず、アングル(L型の金具)でALCを挟み込んで固定する方法を思いつきました。
この方法だと、もろいALCを点でなく面で固定するので強度や安定性も抜群です。
まず、空気層を作るためのアルミ角材(厚み3cm×幅7cmあります。以下「垂木」といいます。)を立て方向に3本、壁にビス止めして固定します。この垂木は厚み3cmあるため、3cmの離隔幅が簡単に確保できます。
また、3本としたのは、両サイドはアングルでALCを挟み込むために不可欠だからです。
真ん中は必ずしも必要ではないのですが、ALC炉壁の中折れ防止のため入れています。
なお、炉壁の対流は下から上への対流が想定されています。
そのため、垂木をスペーサーとして利用するととても好都合です。
中が中空で熱気が対流しやすいからです。
また、垂木の下端は炉台にくっつけないで、少し浮かせています。
同じ理由で対流を促進するためです。
この垂木は本来、アルミ製の小屋などを作る場合に垂木として利用されるものです。
サッシ屋さんに相談すると入手できます。
次に適寸に切断したALCを2枚たてに重ねて炉壁にします。
このアングル部材もサッシ屋さんで相談してください。
このアングル部材の幅は、(垂木の厚み+ALCの厚み)より若干狭いくらいがちょうど良いです。
アングル部材の幅が(垂木の厚み+ALCの厚み)より広いとALC炉壁をしっかり固定できずガタつきができてしまうからです。




